今日は姉ちゃんがお姫様で、こいちゃんはモダーンガールの腰元や」
妙子はつい二三日前に、三七日のお詣りに岡山在まで行って来たところなのではあるが、もうあの不幸な出来事が格別の創痍を心に留めていないらしく、元気になっていた。
そして時々おどけたことを云って悦子や姉達を笑わせ、砂糖菓子だの掻き餅だのの小さな缶を、手品のように次々に取り出してはこっそり口を動かしたり、皆に分けてやったりした。
今日は姉ちゃんがお姫様で、こいちゃんはモダーンガールの腰元や」
妙子はつい二三日前に、三七日のお詣りに岡山在まで行って来たところなのではあるが、もうあの不幸な出来事が格別の創痍を心に留めていないらしく、元気になっていた。
そして時々おどけたことを云って悦子や姉達を笑わせ、砂糖菓子だの掻き餅だのの小さな缶を、手品のように次々に取り出してはこっそり口を動かしたり、皆に分けてやったりした。