谷崎潤一郎 『細雪』 ブリキの缶がつるつる滑って、悦子では巧く括れないので、妙子が自分の膝へ取ったが、ガーゼの中の蛍は、昼間でも暗い蔭に置かれると青く光っているのが見えた。 妙子はガーゼの隙間から中を覗いていたが、 「あ、悦ちゃん、ちょっと見て御覧。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア