意味はトンネルの短いようなものを指すので、今のガードなどと云う語がこれに当て篏まる。
もと和蘭陀語のマンプウから出たのだそうで、左様に発音する人もあるが、京阪地方では一般に訛って、お春が云ったように云う。
阪神国道の西宮市札場筋附近の北側には、省線電車と鉄道の堤防が東西に走っており、その堤防に、ガードと云うよりは小さい穴のような、人が辛うじて立って歩けるくらいな隧道が一本穿ってあって、それがちょうどそのバスの停留場の所へ出るようになっている)お春は最初に顔が合った時、挨拶したものかどうかと思って躊躇していると、奥畑の方からニッコリして帽子を取ったので、此方もついお辞儀をした。