殊に小生が深く感激しているのは、彼女が幼い者を非常に可愛がってくれることである。
本年十一歳になる小生の娘は母よりも彼女を慕っているくらいで、娘が学課やピアノの練習をする時に如何に彼女が懇切に教え導くか、又病気の時如何に親身に心を労して看護するか、等のことを思い合せれば、少女が彼女を慕うこと母以上であるのも当然であるが、何卒このこともついでにそちらでお調べになって、事実なりや否やを確かめて戴きたい。
なお、彼女が陰気な性質ではないかと云う御懸念については、先日もちょっと申上げたように決してそうではないのであるから、その御心配も御無用になされたい。