「何卒々々、………何卒御ゆっくり、………僕こそ突然伺いまして、………」
貞之助は、橋寺が気軽にピョコンとお辞儀をして階下の奥の間の方へ消えたのを見ると、先ずほっとした。
実はこの間の手紙をどう受け取ってくれたかが案じられて、何よりも顔色を見ないうちは安心出来なかったのであるが、今の応対の様子では、少くとも不快を感じていないことだけは確からしかった。
「何卒々々、………何卒御ゆっくり、………僕こそ突然伺いまして、………」
貞之助は、橋寺が気軽にピョコンとお辞儀をして階下の奥の間の方へ消えたのを見ると、先ずほっとした。
実はこの間の手紙をどう受け取ってくれたかが案じられて、何よりも顔色を見ないうちは安心出来なかったのであるが、今の応対の様子では、少くとも不快を感じていないことだけは確からしかった。