「あたしこれからお春どんと一緒に行って見るわ、あたしやったら構めへんやろさかいに」
と、雪子は云った。
まさか赤痢で死ぬことはあるまいから、啓坊がそう云ってくれるなら、ほかに病人の身柄を移す適当な場所もないことではあるし、そのまま彼処に臥かして置くのも悪くはないが、看護を先方に任せきりにして、放って置くと云う訳には行くまい。
「あたしこれからお春どんと一緒に行って見るわ、あたしやったら構めへんやろさかいに」
と、雪子は云った。
まさか赤痢で死ぬことはあるまいから、啓坊がそう云ってくれるなら、ほかに病人の身柄を移す適当な場所もないことではあるし、そのまま彼処に臥かして置くのも悪くはないが、看護を先方に任せきりにして、放って置くと云う訳には行くまい。