「お母ちゃんも、姉ちゃんも、きっとやな」
「ふん、………」
幸子は、今年だけ妙子が一人欠けるのも淋しいことなので、もし貞之助が許してくれそうな様子なら、なるべく月末まで待って見て、病人の回復の程度に依っては、皆で御室へでも行って見たい気がしたのであったが、さすがにそう迄は云い出し得なかった。
「お母ちゃんも、姉ちゃんも、きっとやな」
「ふん、………」
幸子は、今年だけ妙子が一人欠けるのも淋しいことなので、もし貞之助が許してくれそうな様子なら、なるべく月末まで待って見て、病人の回復の程度に依っては、皆で御室へでも行って見たい気がしたのであったが、さすがにそう迄は云い出し得なかった。