二十六
その、旧婚旅行の夜の話合いが実現されて、貞之助が暫くぶりで妙子に会ったのは、九月に這入ってからであった。
それまでの彼女は出入りは許されていたけれども、貞之助の眼には触れないようにしていたのであったが、その日は晴れて夕飯の席に連なり、夫婦、親子、姉妹の五人が打ち解けて食卓を囲んだ。
二十六
その、旧婚旅行の夜の話合いが実現されて、貞之助が暫くぶりで妙子に会ったのは、九月に這入ってからであった。
それまでの彼女は出入りは許されていたけれども、貞之助の眼には触れないようにしていたのであったが、その日は晴れて夕飯の席に連なり、夫婦、親子、姉妹の五人が打ち解けて食卓を囲んだ。