「信用しとうはないねんけど、婆やさんの方には一々証拠の書付が取ってあって、それに基づいて云やはるねんもん。
こいさん、それ譃や云うのんやったら、何かそれに対抗する帳簿のようなもの見せてくれたらどうやねん」
妙子も同じように平然として、例の顔色一つ変えるではなかったが、でもそう云われると、無言でじっと雪子の顔を見据えているばかりであった。
「信用しとうはないねんけど、婆やさんの方には一々証拠の書付が取ってあって、それに基づいて云やはるねんもん。
こいさん、それ譃や云うのんやったら、何かそれに対抗する帳簿のようなもの見せてくれたらどうやねん」
妙子も同じように平然として、例の顔色一つ変えるではなかったが、でもそう云われると、無言でじっと雪子の顔を見据えているばかりであった。