尤もその後も数回父子爵に泣き付いたことがあって、一度か二度は何程かを出して貰ったそうだけれども、それも勿論残っていよう筈はない。
何しろ持っていれば金放れがよく、ぱっぱっと費消して、明日は忽ち素寒貧になると云う風なので、父子爵も、あれにはいくら金を遣っても無駄だと云っており、その点では頗る信用がないのだと云う。
だから国嶋氏も云うのであるが、四十五歳にもなってアパート生活をし、無為徒食をしていることが何よりも宜しくない。
尤もその後も数回父子爵に泣き付いたことがあって、一度か二度は何程かを出して貰ったそうだけれども、それも勿論残っていよう筈はない。
何しろ持っていれば金放れがよく、ぱっぱっと費消して、明日は忽ち素寒貧になると云う風なので、父子爵も、あれにはいくら金を遣っても無駄だと云っており、その点では頗る信用がないのだと云う。
だから国嶋氏も云うのであるが、四十五歳にもなってアパート生活をし、無為徒食をしていることが何よりも宜しくない。