妙子は近頃は、常にも和服を着ていることが多いのであった。
彼女は脚の線が綺麗なので、洋服でいると、却って少女じみた可愛らしさが感じられるのであったが、和服だと脚の長所が隠されるので、変にずんぐりむっくりしていた。
それは一つには、病後あんまり慾張って滋養分を取り過ぎたため、病気以前より太ったせいでもあるらしかったが、でも当人に云わせると、自分は元来足が熱するたちであったのに、あの大病をしてからは、どう云うものか洋服を着ると足が冷えてかなわない、と云うのであった。
妙子は近頃は、常にも和服を着ていることが多いのであった。
彼女は脚の線が綺麗なので、洋服でいると、却って少女じみた可愛らしさが感じられるのであったが、和服だと脚の長所が隠されるので、変にずんぐりむっくりしていた。
それは一つには、病後あんまり慾張って滋養分を取り過ぎたため、病気以前より太ったせいでもあるらしかったが、でも当人に云わせると、自分は元来足が熱するたちであったのに、あの大病をしてからは、どう云うものか洋服を着ると足が冷えてかなわない、と云うのであった。