妙子は再び安楽椅子を占拠して、挺子でも動きそうもない様子であったが、外の二人も一と息入れたいところなので、ベッドの端に乗ったりして伸びていると、ものの十分とたたないうちに電話のベルが鳴り響いた。
「井谷さんやで」
そう云って幸子が受話器を取ると、―――今朝から外出しておりまして大変失礼いたしました、先程帰って参りましたが、只今からお茶を用意致させますから、皆さんでロビーまでお越し下さい。
妙子は再び安楽椅子を占拠して、挺子でも動きそうもない様子であったが、外の二人も一と息入れたいところなので、ベッドの端に乗ったりして伸びていると、ものの十分とたたないうちに電話のベルが鳴り響いた。
「井谷さんやで」
そう云って幸子が受話器を取ると、―――今朝から外出しておりまして大変失礼いたしました、先程帰って参りましたが、只今からお茶を用意致させますから、皆さんでロビーまでお越し下さい。