六人はそれからコロンバンで一と休みして、御牧と光代は、それでは明朝お見送りいたしますから、と西銀座で別れ、あとの四人は又ホテルまで歩いてしまった。
部屋まで送って来てくれた井谷が一とくさりおしゃべりをして、「お休みなさい」を云って出て行ってから、幸子が先に入浴し、入れ代って雪子が入浴している時であった。
バスルームから出て来た幸子は、妙子が観劇の衣裳のままで羽織も脱がずに、絨毯の上に新聞紙を敷いて横倒しにすわったなり安楽椅子に靠れかかっているのを見、皆の附合いで帰り路を歩かせられたのが答えたのであろうと察しはしたが、それにしても、そのくたびれ切ったような姿勢が尋常でない気がしたので、