谷崎潤一郎 『細雪』 途端に息を詰めて、穴の開くほど妙子の顔を視据えていた幸子は、やや暫く間を置いて、ようよう次の言葉を云うことが出来た。 「………啓坊の子かいな? 「三好と云う人のこと、中姉ちゃん婆やさんから聞いてるやろ」 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア