自分はそれでもよいとして、幸子たちがどんなに慌てたり耻を掻いたりしなければならないか。
幸子はそれを考えただけでも胸がヒヤリとするのであったが、事に依るともう、昨夜の会あたりで誰かに感づかれてしまったような気もして、知らないうちに自分たちは耻を掻かされているようにも思えた。
それもこれも、何も彼も、出来てしまったことであるなら仕方がないとして、今度も此方が馬鹿であったと云うことにしてもよいけれども、どうせ今迄あたしに隠していたのであったら、せめて告白するのにも、もう少し適当な時と所とを選んでくれることは出来なかっただろうか。