やがて本山駅へ来てみると、成る程この辺は水勢が物凄い。
貞之助は暫く足を休めるつもりで線路から駅の構内へ這入ったが、既に駅前の道路には水が一杯になっており、構内にも刻々浸入しつつあるので、入口に土嚢や蓆を積み上げて、駅員だの学生だのが代る代る、隙間から漏れて来る水を帚木で掃き出している。
貞之助は、そこらにうろうろしていれば自分も帚木を持って手伝わなければならないので、一服吸うと、又ひとしきり強くなり出した雨を冒して、再び線路の上を進んだ。
やがて本山駅へ来てみると、成る程この辺は水勢が物凄い。
貞之助は暫く足を休めるつもりで線路から駅の構内へ這入ったが、既に駅前の道路には水が一杯になっており、構内にも刻々浸入しつつあるので、入口に土嚢や蓆を積み上げて、駅員だの学生だのが代る代る、隙間から漏れて来る水を帚木で掃き出している。
貞之助は、そこらにうろうろしていれば自分も帚木を持って手伝わなければならないので、一服吸うと、又ひとしきり強くなり出した雨を冒して、再び線路の上を進んだ。