この連中はいずれも元気な青少年たちのことであるから、そんなに危険を感じてもいず、一人が水に篏まり込んだりすると、可笑しがって喚声を挙げている。
貞之助は彼等のあとに喰っ着きながら、浮かび上って宙ぶらりんになった線路の上を、枕木から枕木へ飛び越えつつ辛うじて渡り切ったが、下には眼も眩めく速さで激流が流れていた。
と、水の音と雨の音に掻き消されて、その時迄は分らなかったのであるが、何処かで「おーい、おーい」と呼ぶ声がしている。
この連中はいずれも元気な青少年たちのことであるから、そんなに危険を感じてもいず、一人が水に篏まり込んだりすると、可笑しがって喚声を挙げている。
貞之助は彼等のあとに喰っ着きながら、浮かび上って宙ぶらりんになった線路の上を、枕木から枕木へ飛び越えつつ辛うじて渡り切ったが、下には眼も眩めく速さで激流が流れていた。
と、水の音と雨の音に掻き消されて、その時迄は分らなかったのであるが、何処かで「おーい、おーい」と呼ぶ声がしている。