谷崎潤一郎 『細雪』 彼は辛うじて濁流から逃れて、水の干上った所へ来たが、いきなり脚が砂の中へずぶずぶと膝の上まで漬かった。 ずぽッと脚を抜いた途端に片一方の靴が脱げた。 ずぽッ、ずぽッ、と脚を抜きながら五六歩行くと、再び幅一間ばかりの激流があった。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア