扉を中から締めたぐらいでは直ぐに開けられてしまうので、三人の体で暫く押さえつけていたが、それでもどしん、どしん、と、戸を叩き割るように打つかって来る。
三人は協力して、テーブルや椅子などで突っかい棒をして堰き止めていたが、やがて、安楽椅子を戸の内側へぺったり寄せつけてその上に胡坐を掻いて頑張っていた弘少年が、「やあ」と大声で笑い出した。
と云うのは、忽ち戸が開いて、安楽椅子が、坐っている少年ぐるみ浮き上ったのであった。
扉を中から締めたぐらいでは直ぐに開けられてしまうので、三人の体で暫く押さえつけていたが、それでもどしん、どしん、と、戸を叩き割るように打つかって来る。
三人は協力して、テーブルや椅子などで突っかい棒をして堰き止めていたが、やがて、安楽椅子を戸の内側へぺったり寄せつけてその上に胡坐を掻いて頑張っていた弘少年が、「やあ」と大声で笑い出した。
と云うのは、忽ち戸が開いて、安楽椅子が、坐っている少年ぐるみ浮き上ったのであった。