十二
山村のおさく師匠の腎臓病が悪くなって近所の病院へ入院したと云う端書が、弟子の一人から妙子宛に届いたのは八月に這入って間もなくであった。
いったい山村舞の稽古は、毎年七八月は休むのが例なのであるが、今年は六月に郷土会の催しがあった当時おさく師匠の健康がすぐれなかったので、それから引き続きに九月まで休むと云うことになっていた。
十二
山村のおさく師匠の腎臓病が悪くなって近所の病院へ入院したと云う端書が、弟子の一人から妙子宛に届いたのは八月に這入って間もなくであった。
いったい山村舞の稽古は、毎年七八月は休むのが例なのであるが、今年は六月に郷土会の催しがあった当時おさく師匠の健康がすぐれなかったので、それから引き続きに九月まで休むと云うことになっていた。