節分には上町の寺々の地蔵巡りをして、自分の歳の数だけ餅を供えて廻ったこと。
稽古は熱心で、要所々々の心持を丁寧に教えたが、「汐汲」の、「君にや誰かつげの櫛、さし来る汐を汲もうよ汲み分けて」のところなどやかましく云って、「月は一つ影は二つ」で桶の中に月のある思いをせよと云ったこと。
「鉄輪」の「今更さこそ悔しかるらめ、さて懲りや思い知れ」と金槌で釘を打ち付ける様をする時は、腰を折って執心する眼に注意するようにと教えたこと。
節分には上町の寺々の地蔵巡りをして、自分の歳の数だけ餅を供えて廻ったこと。
稽古は熱心で、要所々々の心持を丁寧に教えたが、「汐汲」の、「君にや誰かつげの櫛、さし来る汐を汲もうよ汲み分けて」のところなどやかましく云って、「月は一つ影は二つ」で桶の中に月のある思いをせよと云ったこと。
「鉄輪」の「今更さこそ悔しかるらめ、さて懲りや思い知れ」と金槌で釘を打ち付ける様をする時は、腰を折って執心する眼に注意するようにと教えたこと。