それでも幸子は、遠い国外へ手紙を出すと云うことが何となくぴんと来ないので、又暫く捨てて置いて、漸く或る日自分も認め、悦子にも認めさせて、それをヘニング夫人の許へ送り届けたのであった。
と、その直ぐ後で、紐育から悦子に宛てて小包が来たのを解いて見ると、それはペータアが亜米利加経由で帰国する途中、約束の靴を買って送って寄越したのであった。
だがその靴は、どうしたことか、あんなに寸法まで測って行ったのに、悦子の足には小さ過ぎて篏まらなかった。
それでも幸子は、遠い国外へ手紙を出すと云うことが何となくぴんと来ないので、又暫く捨てて置いて、漸く或る日自分も認め、悦子にも認めさせて、それをヘニング夫人の許へ送り届けたのであった。
と、その直ぐ後で、紐育から悦子に宛てて小包が来たのを解いて見ると、それはペータアが亜米利加経由で帰国する途中、約束の靴を買って送って寄越したのであった。
だがその靴は、どうしたことか、あんなに寸法まで測って行ったのに、悦子の足には小さ過ぎて篏まらなかった。