僕はもう御免やで」
と、貞之助は云った。
幸子は、従来から本家に対して雪子以上に悪感情を抱いている妙子に、姉夫婦の意向をありのままに伝えることは一往躊躇したけれども、隠さない方がよいと云う夫の意見もあるので、翌日その手紙を読ませたところ、結果は案じていた通りであった。
僕はもう御免やで」
と、貞之助は云った。
幸子は、従来から本家に対して雪子以上に悪感情を抱いている妙子に、姉夫婦の意向をありのままに伝えることは一往躊躇したけれども、隠さない方がよいと云う夫の意見もあるので、翌日その手紙を読ませたところ、結果は案じていた通りであった。