頭を除いた大きな車海老の一匹がそのまま鮨になっているのを、一人で一つ食べてしまうと、あとの鮨が這入らなくなるので、貞之助達は一つを二人で食べることにしているのであった。
「ふん、ちょっと人を見送りかたがた、シャルンホルスト号を見物に。
貞之助は食塩の容器を倒にして、味の素を混和したサラサラに乾いた粉末を、まだ肉が生きて動いている車海老の上へ振りかけると、庖丁の目のところから一と切れ取って口に入れた。
頭を除いた大きな車海老の一匹がそのまま鮨になっているのを、一人で一つ食べてしまうと、あとの鮨が這入らなくなるので、貞之助達は一つを二人で食べることにしているのであった。
「ふん、ちょっと人を見送りかたがた、シャルンホルスト号を見物に。
貞之助は食塩の容器を倒にして、味の素を混和したサラサラに乾いた粉末を、まだ肉が生きて動いている車海老の上へ振りかけると、庖丁の目のところから一と切れ取って口に入れた。