貞之助は食塩の容器を倒にして、味の素を混和したサラサラに乾いた粉末を、まだ肉が生きて動いている車海老の上へ振りかけると、庖丁の目のところから一と切れ取って口に入れた。
「独逸の船は豪華船云うても、亜米利加のんとえらい感じが違うわな」
幸子がそう云うと、
貞之助は食塩の容器を倒にして、味の素を混和したサラサラに乾いた粉末を、まだ肉が生きて動いている車海老の上へ振りかけると、庖丁の目のところから一と切れ取って口に入れた。
「独逸の船は豪華船云うても、亜米利加のんとえらい感じが違うわな」
幸子がそう云うと、