耳の手術をしたのは妙子が立った前日で、その日妙子が見舞いに来た時分には機嫌よくしていたのだけれども、夜になってから脚が痒いと云い出したのが始まりで、最初は掻いてやりなどしていたが、その明くる朝あたりから「痒い」が「痛い」になり、だんだん痛みが激しくなって来た。
そして、そう云う状態で三日を経過したのであるが、ますます苦痛を訴えるばかりで良くならない。
にも拘らず、院長は病人がそうなってから、手術の痕はきれいに直って来ている、と云うだけで取り合ってくれない。
耳の手術をしたのは妙子が立った前日で、その日妙子が見舞いに来た時分には機嫌よくしていたのだけれども、夜になってから脚が痒いと云い出したのが始まりで、最初は掻いてやりなどしていたが、その明くる朝あたりから「痒い」が「痛い」になり、だんだん痛みが激しくなって来た。
そして、そう云う状態で三日を経過したのであるが、ますます苦痛を訴えるばかりで良くならない。
にも拘らず、院長は病人がそうなってから、手術の痕はきれいに直って来ている、と云うだけで取り合ってくれない。