「さあ、………貞之助兄さんに電話で相談してみたら、………」
「兎に角寝てからのことにするわ」
幸子は夜汽車で眠れなかったのを取り返すために、暫く二階の八畳で横になって見たが、何となく気に懸って寝付かれないので、あきらめたらしく降りて来て顔を洗い、お昼の御飯を早くするように台所に声をかけておいて、電話口へ貞之助を呼んだ。
「さあ、………貞之助兄さんに電話で相談してみたら、………」
「兎に角寝てからのことにするわ」
幸子は夜汽車で眠れなかったのを取り返すために、暫く二階の八畳で横になって見たが、何となく気に懸って寝付かれないので、あきらめたらしく降りて来て顔を洗い、お昼の御飯を早くするように台所に声をかけておいて、電話口へ貞之助を呼んだ。