尤も妙子は、玄関まで送って来た妹に、急変があったらいつでも知らしてくれるように云い置き、迎えの自動車の運転手にも、事に依ったら今夜のうちにもう一遍起きて貰うかも知れないと、頼んで置いたのではあるが、………
疲れた疲れたと云いながらも、妙子は三人にこんな話をいろいろしてから寝に就いたが、翌朝四時に、予期の如く病院からの電話で起されて、呼び戻された。
幸子は明け方、自動車が門の前を軋み出るのを夢うつつのうちに聞いて、ああこいさんが出掛けるのだなと思いながらうとうとしていたが、それからどのくらい立った時分か、襖を一寸ばかり開けて、