容易に涸渇する筈がないと信じて居た私の思想は、此処に至って忽ち行き詰まって了いました。
自分は生涯斯くの如き苦痛を犯して、生活の為めに愚にも付かない「お話」を書き続けなければならないのか。
そう考えると芸術家ぐらい非芸術的な、無意味な月日を送るものはないと云うような心細さに襲われました。
容易に涸渇する筈がないと信じて居た私の思想は、此処に至って忽ち行き詰まって了いました。
自分は生涯斯くの如き苦痛を犯して、生活の為めに愚にも付かない「お話」を書き続けなければならないのか。
そう考えると芸術家ぐらい非芸術的な、無意味な月日を送るものはないと云うような心細さに襲われました。