谷崎潤一郎 『痴人の愛』 私は彼女の隣りの部屋―――同じ屋根裏の、四畳半の方へ寝るのでしたが、毎朝々々、眼をさますと私たちは、向うの部屋と此方の部屋とで、布団の中にもぐりながら声を掛け合ったものでした。 「ナオミちゃん、もう起きたかい」 と、私が云います。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア