そして膏薬を貼ってやり、手拭を裂いて繃帯をしてやる間も、ナオミは一杯涙をためて、ぽたぽた洟を滴らしながらしゃくり上げる顔つきが、まるで頑是ない子供のようでした。
傷はそれから運悪く膿を持って、五六日直りませんでしたが、毎日繃帯を取り替えてやる度毎に、彼女はきっと泣かないことはなかったのです。
しかし、私は既にその頃ナオミを恋していたかどうか、それは自分にはよく分りません。
そして膏薬を貼ってやり、手拭を裂いて繃帯をしてやる間も、ナオミは一杯涙をためて、ぽたぽた洟を滴らしながらしゃくり上げる顔つきが、まるで頑是ない子供のようでした。
傷はそれから運悪く膿を持って、五六日直りませんでしたが、毎日繃帯を取り替えてやる度毎に、彼女はきっと泣かないことはなかったのです。
しかし、私は既にその頃ナオミを恋していたかどうか、それは自分にはよく分りません。