で、仕方がなしにナオミは机へ両手を衝いて、―――それでもまだ何処か人を馬鹿にしたような風つきをしながら、不精ッたらしく、横ッちょを向いてお辞儀をします。
こういう傲慢な、我が儘な根性は、前から彼女にあったのであるか、或は私が甘やかし過ぎた結果なのか、いずれにしても日を経るに従ってそれがだんだん昂じて来つつあることは明かでした。
いや、実は昂じて来たのではなく、十五六の時分にはそれを子供らしい愛嬌として見逃していたのが、大きくなっても止まないので次第に私の手に余るようになったのかも知れません。
で、仕方がなしにナオミは机へ両手を衝いて、―――それでもまだ何処か人を馬鹿にしたような風つきをしながら、不精ッたらしく、横ッちょを向いてお辞儀をします。
こういう傲慢な、我が儘な根性は、前から彼女にあったのであるか、或は私が甘やかし過ぎた結果なのか、いずれにしても日を経るに従ってそれがだんだん昂じて来つつあることは明かでした。
いや、実は昂じて来たのではなく、十五六の時分にはそれを子供らしい愛嬌として見逃していたのが、大きくなっても止まないので次第に私の手に余るようになったのかも知れません。