ちょうどナオミが十八の歳の秋、残暑のきびしい九月初旬の或る夕方のことでした。
私はその日、会社の方が暇だったので一時間程早く切り上げて、大森の家へ帰って来ると、思いがけなく門を這入った庭の所に、ついぞ見馴れない一人の少年が、ナオミと何か話しているのを見かけました。
少年の歳は矢張ナオミと同じくらい、上だとしてもせいぜい十九を超えてはいまいと思えました。
ちょうどナオミが十八の歳の秋、残暑のきびしい九月初旬の或る夕方のことでした。
私はその日、会社の方が暇だったので一時間程早く切り上げて、大森の家へ帰って来ると、思いがけなく門を這入った庭の所に、ついぞ見馴れない一人の少年が、ナオミと何か話しているのを見かけました。
少年の歳は矢張ナオミと同じくらい、上だとしてもせいぜい十九を超えてはいまいと思えました。