と、ナオミはそれでも私よりは臆面がなく、ジロジロ見られている中をすうッと済まして通り越して、とあるテーブルへ就きました。
が、あれ程ダンスを楽しみにしていたくせに、すぐ踊ろうとは云い出さないで、何だかこう、ちょっとの間落ち着かないように、手提げ袋から鏡を出してこっそり顔を直したりして、
「ネクタイが左へ曲っているわよ」
と、ナオミはそれでも私よりは臆面がなく、ジロジロ見られている中をすうッと済まして通り越して、とあるテーブルへ就きました。
が、あれ程ダンスを楽しみにしていたくせに、すぐ踊ろうとは云い出さないで、何だかこう、ちょっとの間落ち着かないように、手提げ袋から鏡を出してこっそり顔を直したりして、
「ネクタイが左へ曲っているわよ」