―――私は何か、子供の時分に聞いたことのあるそんな噺を想い出しました。
寝像の悪いナオミは、掻い巻きをすっかり剥いでしまって、両股の間にその襟を挟み、乳の方まで露わになった胸の上へ、片肘を立ててその手の先を、あたかも撓んだ枝のように載せています。
そして片一方の手は、ちょうど私が据わっている膝のあたりまで、しなやかに伸びています。
―――私は何か、子供の時分に聞いたことのあるそんな噺を想い出しました。
寝像の悪いナオミは、掻い巻きをすっかり剥いでしまって、両股の間にその襟を挟み、乳の方まで露わになった胸の上へ、片肘を立ててその手の先を、あたかも撓んだ枝のように載せています。
そして片一方の手は、ちょうど私が据わっている膝のあたりまで、しなやかに伸びています。