それきり私は、彼女と口をききませんでした。
私は彼女が熊谷に通牒したりすることを恐れて、書簡箋、封筒、インキ、鉛筆、万年筆、郵便切手、一切のものを取り上げてしまい、それを彼女の荷物と一緒に植惣のかみさんに預けました。
そして私が留守の間にも決して外出することが出来ないように、赤いちぢみのガウン一枚を着せて置きました。
それきり私は、彼女と口をききませんでした。
私は彼女が熊谷に通牒したりすることを恐れて、書簡箋、封筒、インキ、鉛筆、万年筆、郵便切手、一切のものを取り上げてしまい、それを彼女の荷物と一緒に植惣のかみさんに預けました。
そして私が留守の間にも決して外出することが出来ないように、赤いちぢみのガウン一枚を着せて置きました。