私は立ち上って、足で彼女の腰のあたりを乱暴にぐんぐん揺す振りました。
「あーあ」
と云って、先ずにょっきりとそのしなしなした二本の腕を真っ直ぐに伸ばし、小さな、紅い握り拳をぎゅッと固めて前へ突き出し、生あくびを噛み殺しながらやおら体を擡げたナオミは、私の顔をチラと偸んで、すぐ側方を向いてしまって、足の甲だの、脛のあたりだの、背筋の方だの、蚊に喰われた痕を頻りにぼりぼり掻き始めました。
私は立ち上って、足で彼女の腰のあたりを乱暴にぐんぐん揺す振りました。
「あーあ」
と云って、先ずにょっきりとそのしなしなした二本の腕を真っ直ぐに伸ばし、小さな、紅い握り拳をぎゅッと固めて前へ突き出し、生あくびを噛み殺しながらやおら体を擡げたナオミは、私の顔をチラと偸んで、すぐ側方を向いてしまって、足の甲だの、脛のあたりだの、背筋の方だの、蚊に喰われた痕を頻りにぼりぼり掻き始めました。