「さあ、これからどんどん堕落して行くばかりでしょうね。
熊谷の話じゃ、マッカネルの所にだって長く居られる筈はないから、二三日したら又何処かへ行くだろう、己ンとこにも荷物があるから来るかも知れないッて云っていましたが、全体ナオミさんは、自分の家がないんでしょうか?
「家は浅草の銘酒屋なんですよ、―――彼奴に可哀そうだと思って、今まで誰にも云ったことはありませんがね」
「さあ、これからどんどん堕落して行くばかりでしょうね。
熊谷の話じゃ、マッカネルの所にだって長く居られる筈はないから、二三日したら又何処かへ行くだろう、己ンとこにも荷物があるから来るかも知れないッて云っていましたが、全体ナオミさんは、自分の家がないんでしょうか?
「家は浅草の銘酒屋なんですよ、―――彼奴に可哀そうだと思って、今まで誰にも云ったことはありませんがね」