谷崎潤一郎 『The Affair of Two Watches』 其の晩三人の口に百圓が何度繰り返されたか知れない。 十一時過ぎに開明館を出て、暗い寒い夜路を四丁目の電車停留所迄出る間に、私は遂に下駄の鼻緒をやっつけて了った。 で、夜を幸い見えも外聞もなく手拭で足を台へ縛り付けて歩いた。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア