場末や田舎だけかと思ったら、京都の街のまん中の旅館(?
などでもそう云う料理を食べさせられたことがあったが、日本料理とも中華料理とも洋食とも何とも分らない取合せで、つまりわれ/\を平素配給物ばかり食べている人種と見、こんな機会にうんと栄養を取らしてやりさえすればよいのだ、と云うような列べ方で、料理の作法も何も無視した、およそ人を馬鹿にした、さもしい料理なのである。
私は年齢のわりに健啖の方であるから、出されればよほどまずいものでない限り、片端から平げてしまうのであるが、いつも腹が一杯になってから、何だか下らなくいろ/\なものを胃の腑へ詰め込んだような気がして浅ましくなる。