念入りにも車臺の床へ新聞紙を敷き、その上へさせてしまつてから、今度は新聞紙を手で摘まみ上げ、お客の鼻先へ高々と翳して、雜沓の間を辛うじて分けながら、窓の外へ捨てるのである。
甚だ尾籠なお話で、東京人には恐縮であるが、此方の人はこんな事を何とも思つてゐないらしい。
大阪から汽車で京都へ行つた時、二等室に若い夫婦が乘つてゐた。
念入りにも車臺の床へ新聞紙を敷き、その上へさせてしまつてから、今度は新聞紙を手で摘まみ上げ、お客の鼻先へ高々と翳して、雜沓の間を辛うじて分けながら、窓の外へ捨てるのである。
甚だ尾籠なお話で、東京人には恐縮であるが、此方の人はこんな事を何とも思つてゐないらしい。
大阪から汽車で京都へ行つた時、二等室に若い夫婦が乘つてゐた。