私は七つか八つの子供であったし、おまけに幼い時分から極めて臆病な少年であったから、こんな夜更けにこんな淋しい田舎路を独りで歩くのは随分心細かった。
なぜ乳母が一緒に来てくれなかったんだろう。
乳母はあんまり私がいじめるので、怒って家を出てしまったのじゃないか知ら。
私は七つか八つの子供であったし、おまけに幼い時分から極めて臆病な少年であったから、こんな夜更けにこんな淋しい田舎路を独りで歩くのは随分心細かった。
なぜ乳母が一緒に来てくれなかったんだろう。
乳母はあんまり私がいじめるので、怒って家を出てしまったのじゃないか知ら。