谷崎潤一郎 『母を恋うる記』 まるで寺小屋の芝居に出て来る涎くりのような、うすぎたない、見すぼらしい、人前に出るさえ耻かしい姿になってしまって居る。 そうして私の手にも足にもひびやあかぎれが切れて軽石のようにざらざらして居る。 考えて見れば乳母が居なくなったのも無理はない。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア