十本どころか、二十本目の柱を追い越しても、灯は依然として遠くの方でちらちらして居る。
提灯の火ほどの明るさで、じっと一つ所に停滞して居るようであるが、しかし或は私と同じ方角に向って同じような速力で一直線に動きつつあるのかも知れない。
私が、ようようその灯のある所から半町ほど手前までやって来たのは、それから何分ぐらい、或は何十分ぐらい後であったろう。
十本どころか、二十本目の柱を追い越しても、灯は依然として遠くの方でちらちらして居る。
提灯の火ほどの明るさで、じっと一つ所に停滞して居るようであるが、しかし或は私と同じ方角に向って同じような速力で一直線に動きつつあるのかも知れない。
私が、ようようその灯のある所から半町ほど手前までやって来たのは、それから何分ぐらい、或は何十分ぐらい後であったろう。