白い物がつい私の足の下から遠い向うの真暗な方にまで無数の燐が燃えるようにぱっと現れては又消えてしまう。
私はあまり不思議なので、ぞっと総身に水を浴びたようになりながらも、猶暫くは凝視を続けていた。
そうしているうちに次第々々に、ちょうど忘れかかっていたものが記憶に蘇生ってくるような工合に、或は又ほのぼのと夜が明けかかるような塩梅に、その不思議な物の正体がふいっと分って来たのである。
白い物がつい私の足の下から遠い向うの真暗な方にまで無数の燐が燃えるようにぱっと現れては又消えてしまう。
私はあまり不思議なので、ぞっと総身に水を浴びたようになりながらも、猶暫くは凝視を続けていた。
そうしているうちに次第々々に、ちょうど忘れかかっていたものが記憶に蘇生ってくるような工合に、或は又ほのぼのと夜が明けかかるような塩梅に、その不思議な物の正体がふいっと分って来たのである。