谷崎潤一郎 『母を恋うる記』 家の台所のお鍋の中にまで眼を付けるなんて、ほんとうに厭な児だ。 このおまんまやお魚やおみおつけはね、お気の毒だがお前さんにはやれないのだよ。 今に忰が帰って来たらば、きっとおまんまを喰べるだろうと思って、それで拵えているのだよ。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア