谷崎潤一郎 『母を恋うる記』 こんな月夜にこんな風流な姿をして歩いている女を、醜い女だとは思いたくなかった。 そう思っているうちに、鼻の頭はだんだん余計に頬の向うから姿を現わして来る。 尖った部分の下につづく小鼻の線のなだらかなのが窺われる。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア