だから書き潰しが予想外に多かつた時などでも、用紙に不自由することは殆んどない。
絵の具は、以前は製図用の粉絵の具を用ひ、次ぎには山梔の実を煎じて用ひたが昨今は紅殻を用ひてゐる。
製図用の染料は、自分の好きな色に調合するのが面倒である上に、万一払底した場合、大阪か神戸迄出かけないと、郊外の小さな町などでは、簡単に手に入らない。
だから書き潰しが予想外に多かつた時などでも、用紙に不自由することは殆んどない。
絵の具は、以前は製図用の粉絵の具を用ひ、次ぎには山梔の実を煎じて用ひたが昨今は紅殻を用ひてゐる。
製図用の染料は、自分の好きな色に調合するのが面倒である上に、万一払底した場合、大阪か神戸迄出かけないと、郊外の小さな町などでは、簡単に手に入らない。