谷崎潤一郎 『文房具漫談』 これに反して、今日どんな辺鄙な地方の旅館でも、座敷に硯箱を備へ付けてない家は、一軒もないのである。 即ち水のある所なら、筆と墨には不自由をしない。 原稿用紙にしても然りで、私は長逗留をする時は、常に版木を鞄へ入れて持つて行く。 谷崎潤一郎の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア