当時と今日とは大分時勢が変化したけれども、今日と雖もこれらの危惧は多くの文学青年の念頭を去らないであらう。
私の十八九歳から二十四五歳に至る六七年間は、実に此の暗澹たる危惧の時代であつた。
その頃は法科万能の時だつたから、私は最初、将来の生活の点を顧慮して英法科に這入つた。
当時と今日とは大分時勢が変化したけれども、今日と雖もこれらの危惧は多くの文学青年の念頭を去らないであらう。
私の十八九歳から二十四五歳に至る六七年間は、実に此の暗澹たる危惧の時代であつた。
その頃は法科万能の時だつたから、私は最初、将来の生活の点を顧慮して英法科に這入つた。